フミフミ草子絵巻

読んだ本とか覚え書き

映画「銀河鉄道の夜」

最近、ますむら ひろしの漫画を読みまくっている。
これがなかなかいい!

猫のヒデヨシとテンプラ少年と仲間たちの無垢でファンタジックな毎日。
終わらない夏休みって感じ。


ますむらひろしといえば、映画「銀河鉄道の夜」。

子どもの頃、夏休みとかに再放送を観ていて、
ジョバンニのけなげさと不思議な世界観に吸い込まれていた。

そして、いつの間にか
宮沢賢治作品=猫のイメージになっていた。


この前あらためて観て、さらに圧倒された。

「自己犠牲」と「死」・・・
賢治の求める「ほんとうの幸」とは・・・

西洋絵画のような背景。
細野晴臣の幻想的な音楽。(音だけでも宇宙や映像が浮かんできて、すばらしい!)

特にラストがなんともいえない。。。

夢から目醒めたジョバンニが、最愛の親友カンパネルラの死
(しかもいつも自分をいじめていた子を助けた為)を知らされる。

この時、カムパネルラの父親はジョバンニに
ジョバンニの父親が帰って来るということを伝えて、この物語は終わる。

この時のジョバンニの精神状態って、なんて複雑なんだろう。。。


銀河鉄道の夜」について調べてみると、

●カムパネルラのモデルは賢治の妹のとしで、ジョバンニのモデルは賢治本人らしい。

●「銀河鉄道の夜」には第三次稿と第四次稿がある。(3回にわたって大きな改稿が行われた未定稿)

●三次稿までは銀河鉄道の旅はブルカニロ博士(後述)の実験により主人公が見た夢だったとされていたが、
 最終形に博士は登場しない。


う〜ん、深いわ「銀河鉄道の夜」!!


ちなみに、この夏「グスコーブドリの伝記」も映画化だわ。